Amazon物販輸入ビジネスを副業として始めてから起業して会社を設立するまで、どのような方法で何を考えなければいけないのか紹介したいと思います。

会社の設立は誰でもすぐできますが、今回は本業を辞めて専業として物販ビジネスだけで生活する方法の紹介となります。

利益額がいくらから起業を考えるべきか

会社設立について現在では、利益額に関係なく設立が可能です。
しかし、設立に関する初期費用や維持費などがかかってくるため、利益がないにも関わらず起業するには、リスクが大きいと言えます。

また、重要な点は税金です。
最初は個人事業主から副業を始めていくと思いますが、会社設立のタイミングは、いくらぐらいの利益があれば良いのでしょうか。

個人事業主の所得税の観点から見ていきます。
所得税の税率は5%～45％で、所得が大きくなればなるほど税率が上がる累進課税制度が取られます。

一方、法人税の税率は、利益が800万円以下の場合は15%、それ以上である場合23.2%となります。
これに加えて、事業税や法人住民税が税金としてあるので、法人の税率は36％程度かかってきます。

この税率を比較すると、まず個人事業主として利益を積み重ね、ある一定の利益を超えると法人化した方が税金を抑えることができると言えます。

所得税の税率は900万円を超えると33％となります。
つまり、個人事業主として利益が800万円～900万円程度稼げるようになると法人化を検討するタイミングと言えます。

月換算すると
800〜900万円÷12ヶ月=66.6..〜75万円
となります。
この額はAmazon物販ビジネス副業でなくても、どの副業でも同じ目安となりますので覚えておくと良いでしょう。

まずは月の利益として、66.6..〜75万円を目標にするようにしましょう。

Amazon物販輸入ビジネスで66.6..〜75万円を稼ぐための資金

では、月の利益として、66.6..〜75万円稼ぐためには資本金はいくらあれば良いのでしょうか。

Amazon物販輸入ビジネスの順利益率を20〜30%であるため、だいたい25%で考えてみます。

Amazon物販輸入ビジネスの利益率の考え方は以下を参考にしてください。

月の利益額を66.6..〜75万円達成するためには、売上額として267万円〜300万円を超える必要があります。

267万円〜300万円の売上額を達成するためには、資金として200万円近く用意する必要があると考えられます。

言い換えれば、毎月200万円投資できるだけの用意が必要となります。

これは副業をする上で、中々難しいという人も少なくないと思いますが、コツコツと利益を伸ばし、200万円の資金を用意できるようにしましょう。

Amazon物販輸入ビジネスで月商300万円稼ぐ方法

次に毎月300万円の売上を達成する方法について考えてみたいと思います。

商品数

毎月300万円の売上を達成するためにはどの程度の商品数を扱えば良いのでしょうか。

もちろん利益率にもよりますが、だいたい60商品程度となります。

目安として1商品で毎月5万円の売上が必要な計算です。
この計算は、商品の販売額が2,500円前後を前提としています。

物販ビジネスとして、中国輸入をメインにやられている方は分かると思いますが、相乗りせどりでは中々難しい数値です。
理由としては、2,500円前後の商品は利益率が低い可能性があるからです。

仮に2,500円前後の商品があり、利益率が25%程度取れる相乗りせどり商品があっても、すぐにライバルが増え、利益率が下がるでしょう。

ではどのようにすれば良いのでしょうか。

オリジナル商品・OEM商品で稼ぐ

販売価格が2,500円で利益率を25%取るためには、一番の近道はオリジナル商品・OEM商品を扱うことです。

オリジナル商品・OEM商品は自身で価格を設定できますし、相乗りされる心配もありません。

OEMについては、こちらで紹介しています。

まずは、中国輸入で相乗りせどりから経験を積み、OEM商品の製作に取り掛かるようにしましょう。

また、相乗りせどりしている時にAmazonの出品者評価を獲得していくことを勧めます。
これは、起業する際の融資にも関わってくるからです。

費用対効果を高める

月商300万円稼ぐためには、60商品の取扱いやOEM商品製作の重要性について説明していきました。

しかし、これは副業として1人で実践するのは限界があります。
限られた時間の中で、企画から設計・開発、分析など必要な作業をこなすことはかなり無理があります。

いかに自分の作業を減らし、企画側に集中することが重要です。
以下で副業のあり方について、説明していますので参考にしてください。

物販輸入ビジネスでの肝は商品リサーチです。
これはせどりでもOEMでも同じです。

いかにここに時間を費やすことができるかで、月商300万円の達成可否が決まってきます。

自分の作業時間を見直し、外注化・ツール活用することを検討するようにしましょう。
ここを積極的に取り入れることができていない人が多いように感じます。

まとめ

これまで説明した通りAmazon物販輸入ビジネス副業から起業することは可能です。

起業するために考え方や手順について説明してきましたが、中々1人で実現することは難しいと理解できたのではないでしょうか。

会社設立するために、何が足りないのか、どうすれば解決できるのか整理し、目標を決めて取り組むことをオススメします。