◉「Amazonに出品しているけど、売上を上げるために何を改善したらいいかわからない」
「Amazonビジネスレポートの見方がわからない。」
「そもそもビジネスレポートって何?」
副業でAmazon物販ビジネスしているが、売上が上がらなく、どうしたら良いか分からない人はいませんか?
このようなお悩みの方向けの記事となります。
私はAmazon物販の売上向上のためにコンサル業務も行っており、これまで50人以上の方を見てきました。
その培ったノウハウやコンサル内容の一部を公開します。
せどりでもOEM製品でも日々の分析を身につけよう!
- ビジネスレポートで確認すべき項目を知る
- 自社商品の売上額の妥当性を知る
- ビジネスレポートから改善すべき内容の対策をとる
特に、OEM・オリジナルブランド商品の売上を上げたい方で、重要なことは日々の分析です。
本記事で紹介している方法を行うことで、傾向と対策から売上アップが見込めます!
▼Amazon物販ビジネスの始め方まとめ▼
Contents
Amazon物販でチェック・分析すべきポイント
Amazonだけに限りませんが、物販ビジネスでは日々の分析が必要となります。
その中で、特に商品について分析すべき項目は2つあります。
1.セッション数
商品ページに訪問したお客様の人数
2.ユニットセッション率
商品ページに訪問した人が、商品を購入した割合
セッション数
セッション数は商品ページに訪問した人数を指します。
セッション数を分析することで、そもそも商品ページに訪問されているのか、訪問者数は十分なのか把握することができ、そこから『商品ページに魅力があるのか』あるいは『商品露出ができているのか』の把握が可能となります。
詳細は後ほど紹介します。
ユニットセッション数
ユニットセッション数は商品ページに訪問した人が、どの程度商品を購入したのかを確認することができます。
まず、ユニットセッション率がどのように算出されるのか理解しましょう。
ユニットセッション率=(注文人数÷セッション数)×100%
例えば、100人商品ページに訪問し、1人が商品を購入すると
ユニットセンション率=(1人÷100人)×100%
となり、ユニットセッション率は1%となります。
平均的なユニットセッション率は、1%~2%のため2%以上を目標にするのがベストです。
2%を下回っている場合、改善の余地があると覚えといてください。
Amazonビジネスレポートの確認できる項目と見方
Amazonビジネスレポートは、これまでの自社で販売してきた商品の動向を詳細に確認することが可能です。
ビジネスレポートの確認できる項目
Amazonが提供しているビジネスレポートで確認できる項目は以下の通りとなります。
- セッション
- ページビュー
- ユニットセッション
- 注文された商品点数
- 注文品目総数
- 注文商品売上
商品ごとの日別、週別、月別で確認することができ、ビジネスレポートを丁寧に分析することで、商品が売れない原因を特定することができます。
ビジネスレポートの見方
ビジネスレポートは、セラーセントラル画面から、画面上部の「レポート」>「ビジネスレポート」の順にクリックすると確認できます。
ビジネスレポート画面へ遷移すると、日付別 「売上・トラフィック」をクリックしましょう。
『売上及びトラフィック』あるいは『詳細ページ売上・トラフィック』から詳細なデータを確認することができます。
また、ASIN別での確認できるようになっているため、分析したい商品に絞って抽出すると、より分析しやすくなります。
売上額の妥当性を確認(計算方法)
売上は売上額だけで見るのではなく、様々な角度から売上を見ることが重要です。
どういうことかと言うと、ユニットセッション率から見ると売上額は妥当なのか、少ないのかがわかるということです。
求める公式は以下となります。
売上 = 客単価 × セッション数 × ユニットセッション率
例えば、客単価3,000円の商品を100人が商品ページに訪問し、1人が商品を購入したと仮定します。
売上=3,000円×100人×1%
となり、求められる売上は30,000円と算出されます。
ECサイトでの平均的なコンバージョン率(購入率)は3〜5%です。
Amazonのユニットセッション率の平均も同じで3〜5%であるため、5%であればかなり優秀な商品と言えます。
つまり、理想の売上額としては以下のようになります。
売上=3,000円×100人×5%
売上=150,000円となります。
このことから、差し引いた120,000円分改善の余地があり、無駄をしている可能性があると言うことです。
Amazon物販で売上を上げる対策方法
理想の売上額と比較して売上が低い場合、以下が改善ポイントとなります。
客単価を上げる
客単価は簡単に言えば、一人当たりが支払う金額です。
客単価を向上させるには、商品価格を上げる必要があります。
市場と比較して商品価格が安い場合、商品価格を上げることで客単価を上げることができます。
しかし、ライバルが商品の価格や他サイトでの価格の市場分析を行なっており、ベストである価格を算出しているのであれば、商品価格を上げることは難しいと思いますので他の指標で調整しましょう。
あるいは、セット品での販売を行うことで、客単価を上げることも可能です。
一人当たりの支払う金額を上げることができれば、当たり前ですが売上は上げることができます。
セッション数(アクセス数)を上げる
商品ページに対して、ユーザーに訪問してもらう数を増やす方法です。
具体的な戦略としては、商品の露出機会を増やして、ユーザーに商品を見てもらう機会を増やすことです。
その対策方法として、Amazonでは出品者が設定できるAmazon広告を用意しています。
Amazon広告を活用することで、ユーザーの訪問数を劇的に増やすことができます。
しかし、Amazon広告の使い方を間違えると、資金を垂れ流してしまうため、使い方のポイントを覚えておきましょう。
Amazon広告(スポンサープロダクト広告)の運用ポイントは以下で説明しています。
▼Amazon広告の効果的な運用方法の記事はコチラから
まだスポンサープロダクト広告を始めていない方はこちらを確認しましょう。
▼Amazonスポンサープロダクト広告の記事はコチラから
ユニットセッション率を上げる
ユニットセッション率は一番上げやすい値です。
では、具体的にどのようにして上げるのか3つのポイントから説明します。
- 商品画像を魅力的に
- 詳細まで分かる商品画像か
- 写真解像度は問題ないか。
▼具体的なAmazon SEO対策で自社商品順位表示を独占の記事はコチラから
商品画像を魅力的に
商品画像は非常に重要な要素であり、特にネット販売ではその重要性が顕著に出ます。
例えば、同じ商品でもある商品の画像が綺麗かつ洗練されていれば、安心感があり魅力に感じますよね。
逆も然りで、画質は荒く、ただ写真を貼っているような魅力のない商品ページだと「買おう!」と思いづらいと分かるはずです。
しかし、商品画像はとても重要な分、用意するのはとても難易度が高いものとなります。
特に初心者の内は、どのような写真を用意すれば良いのかわからないと思います。
自分の力では難しいと感じるのであれば、外注に依頼することがベストです。
プロの力はとても効果的で、お金を払う価値は十分あります。
さらに、1枚当たり低価格で対応してくれるため、メリットしかありません。
商品画像の作成をどこに依頼したら良いのか、わからない方はコチラを参考にしてみてください
商品画像を蔑ろにせず、魅力的な画像作りを行うように心がけましょう。
商品説明文で魅力を伝える
商品の魅力を伝えるには、画像も重要ですが商品説明文もとても大切です。
商品をただただ説明しているだけだと、訴求力がありません。
また、言いたいことを並べているだけでは、相手に伝えることができません。
購入したいという気持ちに揺れ動かすことが重要です。
そのためには、マーケティング知識の基本が必要であり、思考方法を見直す必要性があります。
商品の魅力を向上させるマーケティング手法については、以下で説明しています。
販売している商品のどこに魅力があり、どのように書いていくのかが重要です。
▼Webマーケティングノウハウまとめ▼
あなたが販売している商品の買うべき理由や、ライバルや競合他社との差別化は何かを明確かつ分かりやすく記載することが大切です。
商品レビューを集める
ネット販売では、商品レビューの力はとてつもないです。
商品を買う最大の決め手となるのは、レビュー内容であると言われているぐらい重要な要素です。
ユーザーとして商品を購入する際、レビュー内容を参考にする人は多いのではないでしょうか。
良い商品レビューがあると、ユーザーは良い商品であると判断しますし、Amazon側も良い商品であると検索順位表示を上げてくれます。
そのため、レビュー対策をしっかり取ることをオススメします。
▼Amazonレビュー集め方の抜け穴!サクラではなく正当な方法の記事はコチラから
▼ひどいAmazon低評価レビューの消し方と評価レビューをもらう方法の記事はコチラから
一つ一つのレビュー評価を大切に扱いましょう!
Amazonビジネスレポートの見方と活用方法まとめ
売りたい商品がなかなか売れない場合、どこに問題があるのか定期的に確認することが重要です。
今回の記事のポイントは以下でした。
- ビジネスレポートで確認すべき項目を知る
→セッション数、ユニットセッション率が重要 - 自社商品の売上額の妥当性を知る
→理想の売上額との差がどれぐらいか計算してみよう - ビジネスレポートから改善すべき内容の対策をとる
→客単価、セッション数、ユニットセッション数を上げる
ぼーっとしていても結果は変わりません。
売れない原因を分析できるのができるのが、Amazonビジネスレポートです。
ビジネスレポートから徹底的に分析し、対策を一つずつ実施していけば利益向上は可能ですので、実践しましょう!
ビジネスレポートからでも商品が売れない理由がわからない方は以下も合わせて確認してみてください。
▼商品が売れない原因紹介の記事はコチラから
✅Amazon商品ページSEO対策を実施・改善コンサルティングはコチラにまとめています。
関連記事:Amazon商品ページSEO対策を実施・改善コンサル