◉「Amazonの広告でACoSってよく聞くけど何?」
「ACoSを改善するための方法は?」
「ACoSとRoASってどう違うの?」
ACoSって聞かれてもよく分かりませんよね。
これまでオリジナル・OEM商品を販売、広告出稿を繰り返してきたノウハウを存分に教えたいと思います。
特に初心者の方には馴染みのない言葉であるため、物販を始めたばかりや、広告ってどのように考えて効果を出すのか悩んでいる方でも分かりやすく、ご紹介していきます。
ACoSって聞き慣れないから難しいと思いますが、しっかり解説するので安心してください!
- ACoSは売上額に対しての広告投資割合を把握するための重要な指標
- ACoSの数値が分かれば広告戦略が立てられる
- RoASは物販では一般的な用語
また、広告費を有効的に活用するための方法論についてもご紹介しますので、最後まで読んでくださいね。
▼Amazon物販ビジネスの始め方まとめ▼
Contents
Amazon物販における「ACoS(広告費売上高比率)」とは?
「ACoS」とは、一般的な用語ではなくAmazon独自の指標となるのですが、Advertising Cost of Saleの略語であり「広告費売上高比率」となります。
つまり、売上高に対して広告費がどれぐらいかかったかの指標となります。
AmazonではACoSの指標をもとに広告の最適化を図る必要があります。
Amazon物販者にとって、スポンサープロダクト広告などを利用しなければ商品の露出機会が減り、売上が上がりません。
初めに、コンバージョンを発生させるための施策といった、Amazon広告の効果的な運用方法を理解しましょう。
▼Amazon広告の効果的な運用方法の記事はコチラから
しかし、スポンサープロダクト広告を有効的に活用できているのか、粗利率に対してどれぐらい広告費に費やしているのか瞬時に把握する必要性があります。
広告費を初期値で設定したままだと、粗利額を超えて赤字となっていたということもあり得ます。
それを、分かりやすく示した指標が「ACoS」となります。
「ACoS」の計算式は以下となります。
例えば、500円の広告費をかけて2,000円の商品が売れた場合、
ACoS = 500円 ÷ 2,000円 × 100 となり、ACoSは25%となります。
この25%が粗利率に対して、下回っていれば「赤字」、上回っていれば「黒字」となります。
広告に出す商品の粗利率によりますが、一般的な目標としては15%〜20%程度と考えるのが良いでしょう。
「ACoS」を下げるためにはどうすればよいか?
広告を適当に運用しているとACoSが50%まで上がったりとし、広告費を無駄に使ってしまっている場合があります。
では、どのようにACoSを下げて、最適化を図れば良いでしょうか。
ACoSの最適化方法として考えられるのは3つです。
また、無駄なキーワードを除外することで費用対効果を上げることが可能ですので、チェックしてください。
▼Amazonスポンサープロダクト広告の除外キーワードの記事はコチラから
CVR(コンバージョン率)を上げる
コンバージョン率とは、商品ページにアクセスしてきたユーザーのうち、どのくらい商品購入に至ったのかを示す指標です。
Amazonにおけるコンバージョン率の確認方法は、広告キャンペーンマネージャー画面やAmazon広告レポートから確認することができます。
コンバージョン率を上げるためには、商品ページに来た訪問者に対して、商品を購入いただく必要性があります。
つまり、「商品の魅力」を伝えなければなりません。
特に重要なのが以下6つとなります。
商品説明文や商品仕様で商品の魅力や差別化要素、権威性、保証内容をアピールすることはとても重要ですが、商品紹介コンテンツを有効に活用することで、その効果がグッと上がります。
商品紹介コンテンツは使っている人と使っていない人を比較すると5%以上もコンバージョン率が変わるとも言われています。
▼Amazon商品紹介コンテンツ(A+)の作り方とベストなモジュール構成の記事はコチラから
また、商品紹介コンテンツ「ブランドストーリー」を活用するのも一つの手段となります。
商品の魅力だけでなく、商品ブランドの認知力向上に大きく貢献することができます。
▼Amazon商品紹介コンテンツ「ブランドストーリー」の効果の記事はコチラから
そもそも適当な商品ページから商品を購入したいとはなりませんよね。
商品ページを最適化することでコンバージョン率向上→ACoS改善が期待できます。
商品ページの最適化に向けたマーケティング手法も紹介していますので、興味がある方はチェックしてください。
▼マーケティングノウハウまとめ▼
商品価格を上げる
商品単価を上げることで、ACoS改善に繋がります。
ただし、この方法はあくまで数値上の問題であり、商品単価を上げてコンバージョン率が上がるかは全く別の話です。
例えば、2,000円の商品を500円の広告費をかけて売った場合はACoSが25%であるとお話ししました。
この商品お単価を4,000円にして500円の広告費で販売すると、ACoSは8%と劇的に良くなります。
しかし、ここにはコンバージョン率がどの程度変わるかは無視されています。
Amazonの平均的なコンバージョン率は4〜7%と言われています。
つまり、価格を上げることでコンバージョン率が下がるのであれば、広告費が圧迫してACoS改善には繋がりません。
市場価格を把握し、自身の商品をどの価格で設定するかを見極める必要があります。
ACoSが悪いから商品価格を上げるのではなく、コンバージョン率を上げてから商品価格を上げるように心がけましょう。
入札キーワードを見直す
Amazon広告で入札キーワードを設定することができますが、商品の関連が低いキーワードが設定されていれば、その分無駄な費用がかかっているということです。
入札するキーワードを見直しして、最適化すればACoSを下げることができます。
コンバージョン率が高いキーワードに注力することが重要のため、以下を実践しましょう。
重要なキーワードの身で運用し、無駄なキーワードを除外することで費用対効果を上げることができます。
広告レポートなどを活用して、効果的なキーワードの見極めを最初に行いましょう。
詳細は以下で記事にしていますので、効果的なキーワードを抽出してください。
▼Amazon広告レポートの見方の記事はコチラから
Amazon物販における「RoAS(広告費用対効果)」とは?
「ACoS」よく似た指標ですが、一般的な広告効果を示す際として「RoAS」があります。
ROASとは Return on Advertising Spreadの略であり、「広告費用対効果」を示します。
計算式としては以下となります。
2,000円の売上に対して、500円の広告費をかけた場合、RoASは500%となり、RoASは広告費に対して、どれぐらいの売上となったのか示す指標になります。
この指標はAmazonだけでなく、他のECサイトでは一般的な指標であるため、よく覚えておきましょう。
まとめると、以下のようになります。
Amazon広告費売上高比率「ACoS」の最適化方法まとめ
Amazon物販を行っている上で、知っておく必要がある指標をご紹介しました。
ACoSやRoASを日頃確認しておくことで、どこに問題があるのか、広告は有効的に活用できているのか確認することができるため、意識的に見るようにしましょう。
- ACoSは売上額に対しての広告投資割合を把握するための重要な指標
- ACoSの数値が分かれば広告戦略が立てられる
- RoASは物販では一般的な用語
Amazon広告をまだ実践していない方は、以下より実践してみましょう!
▼Amazonスポンサープロダクト広告の設定方法の記事はコチラから
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✅Amazonスポンサープロダクト広告の改善ツールのご提供はこちらを参考にしてください。
関連記事:Amazonスポンサープロダクト広告の改善ツール
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ぜひ参考にしてみてください。
▼Amazon広告を最適化するAIツール「Perpetua(パーぺチュア)」の記事はコチラから
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✅Amazonスポンサープロダクト広告・運用改善コンサルティングはコチラにまとめています。
関連記事:Amazonスポンサープロダクト広告・運用改善コンサルティング
✅Amazon物販初心者向けコンサル情報はコチラにまとめています。
関連記事:実働4日で月収30万円を稼ぐ物販ビジネスコンサル
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関連記事:Amazon物販の勉強本ならこれ!始め方から全てがわかる起業できた4つの教科書