【丸わかり】Amazon広告の種類と効果的な運用方法

広告運用

◉「Amazon広告の種類の違いを知りたい」
「Amazon広告を使いたいけど、無駄をしたくない」
「Amazon広告を効果的に使ってクリック率を上げたい」

このような悩みありますよね。

私はAmazon広告の試行錯誤を繰り返した結果、カテゴリーランキング1位を獲得し続けていることに成功しています。

そのAmazon広告の活用術をポイント毎に紹介します。

Amazon物販で広告の使い方で売上が2, 3倍も変わってくるので、是非ポイントを抑えてください。

ポイント
  • Amazon広告の種類を理解する
  • Amazonスポンサープロダクト広告の活用方法を理解する
  • 適当に運用するのではなく、注意点を理解する

商品カタログページのクリック率を引き上げるために、Amazon広告の運用ポイントを理解して実践していきましょう!

▼Amazon物販ビジネスの始め方まとめ▼



Contents

Amazon広告の種類

Amazon広告の中で、「スポンサー広告」と言われている広告は3種類あります。

  • スポンサープロダクト広告
  • スポンサーディスプレイ広告
  • スポンサーブランド広告

スポンサープロダクト広告とは

3種類の中で、誰でも手軽に始められるAmazon広告となります。

スポンサープロダクト広告の運用だけでも、カテゴリーランキング1位の獲得が可能です。

メリットは以下の通りです。

  • Amazonの検索結果上部に商品を掲載できる
  • 低予算から始めることができる
  • 分析結果から細かく広告を設定できる

Amazonの検索結果上部に商品を掲載できる

Amazon広告の中には、広告ランク(「入札額×見込みクリック率(CTR)」)が設定されており、この広告ランクによって検索結果上部に商品を掲載することができます。

注意点としては、ただ単に入札額を上げればいいものではないということです。

この広告ランクが高ければ売上アップにもつながります。

広告ランクの算出方法は後ほど説明します。

低予算から始めることができる

スポンサープロダクト広告を使うことに、用意すべき明確な資金はありません。

月1,000円程度からでも始めることができます。

すぐに商品を露出したい場合、5分もあれば低予算でも設定可能です。

分析結果から細かく広告を設定できる

Amazon広告は、1日の予算限度額や除外キーワード、掲載枠の設定など詳細に設定することができます。

これらの機能を駆使することで、スポンサープロダクト広告の費用対効果を最大限に発揮させることが可能であり、少額でも十分な売上を獲得することも可能となります。

スポンサーディスプレイ広告とは

スポンサーディスプレイ広告はAmazonにブランド登録していなければ利用することができません。

商品詳細ページに表示される広告の中で、最も目立って掲載できるのがAmazonスポンサープロダクト広告です。

メリットは以下の通りです。

  • 購入に悩んでいるユーザーに訴求する
  • ライバルと比較できるように配置できる

購入に悩んでいるユーザーに訴求する

商品を購入する際、色々な商品を見て購入したいのが人間の心理です。

そこで、ユーザーが閲覧している商品の次に、視界に入るように設計されているのがスポンサープロダクト広告です。

購入に悩んでいるユーザーを誘導し、購入に繋げることが可能となります。

ライバルと比較できるように配置できる

商品カタログページのカートボックスの近くに掲載枠が配置されているため、検索した商品情報と広告が同じ画面内で表示されます。

このことから、ユーザーはライバル商品と比較できるため、クリック率を上げることができます。

また、関連商品に掲載すれば、ライバル商品を見ているユーザーを流入することも可能となります。

スポンサーブランド広告とは

Amazonスポンサーブランド広告表示画面

スポンサーディスプレイ広告と同様Amazonブランド登録をしておく必要があります。

ライバルの商品を購入しようとしているユーザーに対して、ブランドや商品を見つけやすくするように設計された広告となります。

ただし、広告費用は割高となるため注意が必要です。

メリットは以下です。

  • 3種類(商品コレクション、ストアスポットライト、動画)の広告形式を選択できる

3種類(商品コレクション、ストアスポットライト、動画)の広告形式を選択できる

Amazon スポンサーブランド広告は、商品コレクション、ストアスポットライト、動画の3種類から選ぶことができます。

「商品コレクション」とは、露出したい商品の広告を指し、ブランド名、ロゴ、商品、見出し等を設定することができます。

「ストアスポットライト」とは、ストアページを宣伝するための広告です。

商品を露出するというかは、ブランドの認知アップのために用いられる広告となります。

「動画」は、クリエイティブに動画を用いる広告となります。

動画による広告となるため、ユーザーへの訴求力は抜群となります。

Amazonスポンサープロダクト広告の活用方法

Amazonのスポンサープロダクト広告とは、Amazon広告のなかで1番基本的な広告であり、初心者でも簡単に設定でき、簡単に運用できるものとなります。

Amazonスポンサープロダクト広告は、Amazon内で掲載できるクリック課金型広告を指します。

入札金額はオークション形式のため、入札金額を上げれば上げるほど掲載上位に表示されやすくなり、クリック率が上がります。

また、重要なこととして、Amazonのスポンサープロダクト広告には2種類の広告運用方法があるという点です。

  • オートターゲティング広告:商品分析機能としての活用
  • マニュアルターゲティング広告:特定の検索キーワードに対して購入率を上げる

オートターゲティング広告とは

Amazonオートターゲティング広告の運用ポイントは3つあります。

  • キーワードの収集と分析
  • 広告ランクアップによる費用対効果向上

Amazonのスポンサープロダクト広告を適当に運用しているだけでは、効果半減です。

スポンサープロダクト広告でクリック率を上げて、売上を2, 3倍、それ以上を狙うためにはオートターゲティング広告の使い方を正しく理解する必要があります。

キーワードの収集と分析

オートという名前の通り、Amazonが自動でキーワードを選定してくれ、購入者が検索するキーワードに対して、広告を設定されている商品の中から関連する商品をAmazon側が選定して広告を出してくれます。

一番重要なことは、オートターゲティング広告を分析することで、重要なキーワードを取得することができる点です。

Amazon広告の特徴として、分析として使えるレポートを全て無料で使うことが可能なため、使わない手はありません。

商品売上向上、Amazon広告の費用対効果を上げるためには、取得したレポートを元に定期的なキーワードの見直しが重要です。

ライバルは定期的にキーワードを見直しをしているため、差をつけらてしまいます。

分析方法

広告グループ、広告を掲載したい商品SKUを設定して、2週間程度オートターゲティング広告を掲載して、データを取得します

データの取得方法は、「広告」→「広告キャンペーンマネージャー」から左側にある「レポート」をクリックします。

Amazonセラーセントラル「広告キャンペーンマネージャー」選択画面
Amazonセラーセントラル「広告キャンペーンマネージャー」選択画面

そこから「レポートを作成」ボタンをクリックすると指定のレポートを生成することができます。

どの言葉で検索されたか、検索頻度などのデータを集め、商品説明文章に反映して活用していきます。

Amazon広告レポートには様々な見方や設定がありますので、以下を参照して勉強しましょう。

Amazon広告レポートの見方の記事はコチラから

広告ランクアップによる費用対効果向上

Amazonでは、『広告ランク』というものから掲載される位置が決まります。

その広告ランクを決める要素は3つあります。

  1. 入札額
  2. 見込みクリック率(CTR)
  3. 商品の関連性

「見込みクリック率(CTR)」については「入札額」とも関連がありますが、表示された際にクリックされるかどうかを指す指標となります。

つまり、商品タイトルが正しくユーザーに伝わるか、商品画像は魅力的かで決まるといっても過言ではありません。

「商品の関連性」については、商品ページ内に商品のキーワードが入っていることが条件です。

広告ランクの算出式

広告ランクの計算方法は以下となります。

広告ランク = 入札額 × 見込みクリック率(CTR)

①入札額30円、見込みクリック率1%の場合
30円 × 1% = 0.3

②入札額50円、見込みクリック率0.1%の場合
50 × 0.1% = 0.05

このように、入札額を上げても、見込みクリック率が高くないと意味がありません。

いかに、商品カタログページの作成が重要かわかるかと思います。

マニュアルターゲティング広告とは

Amazonのオートターゲティング広告とは異なり、商品キーワードを自分自身で設定することで、クリックを狙うものとなります。

また、キーワードを個別に入札額など細かく設定することができるため、費用対効果を見極めながらカスタマイズすることが可能です。

購入者が検索するキーワードと、設定したキーワードがマッチすれば入札額ごとに広告が掲載されていく仕組みです。

マニュアルターゲティング広告の運用ポイントは以下となります。

  • オートターゲティングで収集したキーワードを設定する
  • フレーズ一致、部分一致設定後、完全一致で設定する

オートターゲティングで収集したキーワードを設定する

マニュアルターゲティングに設定するキーワードは何でもかんでも適当に設定しては意味がありません。

ベストなやり方は、オートターゲティングで抽出したACoS 30%以下のキーワードを設定することです。

広告費売上高比率「ACoS」の見方解説の記事はコチラから

理由として、Amazonで買い物をしているユーザーが、どのような検索キーワードであなたの商品カタログページに訪れ、購入に至ったのかドンピシャのキーワードを設定することで効果を発揮するからです。

フレーズ一致、部分一致設定後、完全一致で設定する

オートターゲティングで抽出したキーワードを設定する際の手順は以下となります。

フレーズ一致、部分一致に設定。
その後、2週間程度運用して、コンバージョンが発生したキーワードを完全一致へ設定。

まずはフレーズ一致、部分一致のみに設定しましょう。

完全一致まで設定すると、無駄な費用を使ってしまう恐れがあるからです。

設定後、2週間程度運用し、コンバージョンが発生したキーワードのみを完全一致へ設定します。

そうすることで、完全一致へ設定したキーワードで検索されたユーザーを確実に誘導するためです。




Amazonスポンサープロダクト広告運用時の注意点

基本的な運用方法は上述した通りですが、以下の点でも注意しましょう。

  • コンバージョンに向けて各フェーズごとに監視する
  • ACoS 30%以上のキーワードを削除する
  • 入札額は円単位に気を使う
  • CVR(コンバージョンレート)を注視する

コンバージョンに向けて各フェーズごとに監視する

広告で売上を上げるためにはそれぞれのフェーズを理解する必要があります。

コンバージョンのためのフェーズ分けイメージ
コンバージョンのためのフェーズ分けイメージ

コンバージョンするまで、2段階のフェーズがあります。

それぞれにフェーズごとに対策内容が異なります。

  • インプレッション数を上げる
  • クリック数を上げる
  • コンバージョンを上げる

インプレッション数を上げる

インプレッション数を上げたい場合、基本的には広告の設定を見直ししてみましょう。

例えば、入札額は適切か、入札戦略を変更する、掲載枠調整を行うなどです。

・入札額は推奨入札額を基準に増やす
・入札戦略は「ダウンのみ」→「アップとダウン」→「固定入札」で変更していく
・掲載枠調整は、50%程度を基準として増やす

Amazonスポンサープロダクト広告の掲載枠設定の記事はコチラから

対策を施してもインプレッション数が伸びない場合、「ブラウズノード」の設定に誤りがある可能性があります。

ブラウズノードとは、いわゆるカテゴリーとなりますが、商品タイトルや商品ページ内のキーワードとブランズノードが一致していないとAmazonから判断されると著しくインプレッション数が落ちてしまいます。

商品タイトルとブラウズノードの関連性が高いか今一度確認してみましょう。

クリック数を上げる

クリック数を上げるためには、検索されたキーワードに対してクリックしてみたくなる対策が必要です。

この場合、特に重要なのは商品タイトルと商品画像、クーポンなどのプロモーション活用です。

・商品タイトルはクリックしたくなるような重要なキーワードが入っているか
・商品画像は魅力的な画像か
・プロモーション機能︎(ポイント、クーポンなど)を活用してアピールしているか

コンバージョンを上げる

最後にコンバージョンを上げることです。

コンバージョンを上げるためには、6つの施策案があります。

・ユーザーに訴求する商品説明文・商品仕様を記載しているか
・商品紹介コンテンツを利用しているか
・他社にはない差別化要素をアピールしているか
・権威性(認証獲得情報や売上1位情報など)を示しているか
・保証内容をアピールしているか
・市場価格を確認して適正な価格に設定しているか

あなたの商品ページにユーザーが訪れた際、「買わないと損」と思わせることが重要です。

ユーザーの心理として、「購入すると得」という気持ちより、「買わないと損」という気持ちに心が動きます。

改めて自社の商品カタログページを見直ししてみて、対策してみてください。

このようにコンバージョンを上げるためには、適当に広告を出稿するのではなく、日々の変化から対策を講じていく必要があります。

それら、分かりやすく改善できるツールを開発しました。

初心者でも簡単に管理できますので、ぜひご活用ください!

ACoS 30%以上のキーワードを削除する

ACoSとはAmazon独自の指標であり、売上高に対しての広告費の割合を示す指標です。

マニュアルターゲティングでは、ACoS(広告費売上高比率)が30%以上のキーワードを除外するようにしましょう。(商品の利益率のよって閾値は変動します)

ACoSが高いキーワードを設定したままだと費用対効果が薄く、利益額を減らすのみとなります。

キーワードを除外する方法は以下を参考にしてください。

Amazonスポンサープロダクト広告の除外キーワードの記事はコチラから

入札額は円単位まで気を使う

Amazon広告の入札額ですが、出品者が自由に設定できます。

また、Amazonからの推奨入札額も参考にできますが、出品者の多くは50円といったキリの良い数字を設定しています。

そのため、51円といった数円を刻んで設定することをオススメします。

ただし、この方法も一般的になりつつあるため、52円など1円単位で少し上の値を設定しておくとライバルとより差をつけることができます。

CVR(コンバージョンレート)を注視する

インプレッション数が大きくクリック率も大きいが、CVR(コンバージョンレート)が低い場合は広告運営を停止しましょう。

購入につながらないキーワードとなっているため、広告費用が無駄となります。

ただし、インプレッション数が大きくてクリック率が小さい場合、ブランド認知がまだできていないので、広告運営を継続することをおすすめします。




Amazon広告の種類と効果的な運用方法まとめ

AmazonでOEM・オリジナルブランド商品を販売する際、広告運用は必須です。

ただ、広告は掲載したら良いのではなく、いかに効率的に運用するかが成功へのカギとなります。

以下のポイントを改めて頭に留めて、広告を活用していきましょう。

ポイント
  • Amazon広告の種類を理解する
    →スポンサープロダクト広告、スポンサーディスプレイ広告、スポンサーブランド広告の3種類
  • Amazonスポンサープロダクト広告の活用方法を理解する
    →オートターゲティング、マニュアルターゲティングの使い方を理解しよう
  • 適当に運用するのではなく、注意点を理解する
    →コンバージョンに向けて各フェーズごとに監視する、ACoSは30%以上のキーワードを削除する入札額は円単位に気を使うCVR(コンバージョンレート)を注視する

無駄な広告費用を投資するのではなく、最大限の費用対効果を目指しましょう

Amazonスポンサープロダクト広告の設定方法の記事はコチラから

Amazon広告を最適化するAIツール「Perpetua(パーぺチュア)」の記事はコチラから

タイトルとURLをコピーしました