◉「Shopifyってどんな特徴がなの?」
「どんな人に向いているのか分からない」
「Shopifyで自社商品が売れるか不安」
Shopifyを昨今よく聞くと思いますが、実際のところ導入することで売れるのか不安ですよね。
今回は私が実際商品を販売した経験から、成功するためのポイントを手数料や費用から開業方法、事例をもとに紹介します。
また、まだShopifyを始めていない方や始めているが「売れない!」と思っている人は、どの成功ポイントを見落としているのか確認してみましょう。
最後には、アマゾンやヤフーショッピングなどと在庫を一括で管理するためのおすすめツールも紹介していますのでチェックしてください。
色々な自社ECサイト構築サービスがありますが、それらの強み・弱みを正しく理解して使い分けしましょう。
- Shopifyは大きく稼ぎたい方向けサービス
- 海外展開を視野に入れることもでき、メリットが多数あり
- Shopifyで成功するポイントを3つ実践する
自社ECサイトでShopifyを使うか悩まれている方や、今後売上を上げたい方は、ポイントを理解して実践してみましょう。
▼他サイト販売で販路拡大まとめ▼
Contents
Shopify(ショピファイ)とは
Shopifyはカナダのオタワに拠点を置く多国籍eコマース企業が展開している自社ECサイト作成ツールとなります。
2004年に創業された比較的新しい自社ECサイト作成ツールとなります。
それにも関わらず、2021年時点で時価総額10兆円を超えて、ECサイトで世界No.1シェア率を誇るまで成長しています。
これだけで信用できるECサイトサービスであることが分かりますよね。
もちろん日本でも多くのシェア率を誇り、自社商品を販売するためにShopifyを検討することはとても有効的であると言えます。
Shopify(ショピファイ)を検討すべき人は?費用やサイトの特徴
結論から言うと、他のECサイト作成サービスと比較すると少し割高であるため、小さく稼ぎたい方より、大きく稼ぎたい方向けのサービスとなります。
Shopifyでは3つのプランが用意されており、自身にあった「稼ぎ方」でプランを選択するようにしましょう。
以下から料金と手数料を確認しておきましょう。
- ベーシック:約3,200円
- スタンダード:約8,600円
- プレミアム:約37,000円
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
決済手数料 | 日本のクレジット:3.4% 海外のクレジット:3.9% JCBのクレジット:4.15% | 日本のクレジット:3.3% 海外のクレジット:3.85% JCBのクレジット:4.1% | 日本のクレジット:3.25% 海外のクレジット:3.8% JCBのクレジット:4.05% |
商品点数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
おすすめはスタンダードプランですが、月々約8,600円かかるため、副業として始める場合は少し商材を検討する必要があります。
例えば、Amazonなどで単価2,000〜3,000円の商品を販売している場合、利益額が600〜900円とします。
その場合、赤字にならないためには、月に10個以上販売しないといけないため「集客力」が肝となってきます。
つまり、Shopifyに向いている人はマーケティング力がある人、SEOの知識が身についており、他モールで副業ビジネスの実績がある人となるでしょう。
逆にランニングコストをかけず、まずは「ネットショップを開きたい!」という方は「BASE」「STORES」がおすすめとなります。
▼BASEのメリット・デメリットの記事はコチラから
▼STORESのメリット・デメリットの記事はコチラから
ECモールやECサイトの全体像を把握したい方は、以下から確認してみてください。
どのサイトがどの位置付けなのか理解が深まります。
▼物販ECサイト相関図まとめの記事はコチラから
Shopify(ショピファイ)のメリット
この手のECサイト作成ツールは共通的にユーザーに優しくできており、多くのメリットが存在します。
今回は私が使ってみて、特に有効的と感じたメリットを紹介していきます。
自社にあったデザインが選べる
ECサイトを作る際、デザインはとても重要で、下手をすると売れない店舗となってしまいます。
ほとんどのECサイトではテンプレートとしてある程度のデザインは用意されていますが、Shopifyでは500種類も用意されているのが特徴です。
種類が豊富と言うことは、新たな発想で、サイトの見方や取扱う商品の新たな発想にも繋がりますので、とても大きなメリットとなります。
ストアの分析が可能
Amazonなどでもそうですが、私が大切にしているのは運用レポートから分析できることです。
分析することで、自社の強みや弱みが明らかにできますので、ビジネスを行う上では重要な要素です。
Shopifyでは、しっかり分析できるレポートが用意されていますが、「スタンダードプラン」からであり「ベーシックプラン」ではレポート機能が少ないので注意してください。
超境ECに対応
超境ECとは簡単に言うと、「海外展開に対応しているEC」ということです。
具体的には、言語、通貨、配送が海外対応しているかとなります。
Shopifyは、最初から海外対応できており、世界三大配送業者である「FedEx」「United Pacel Service」「DHL」とも業務提携を結んでいます。
副業からですと、国内への物販から始めることが多いですが、将来的に海外へ目をむけることを考えている方は、ShopifyでのECサイト構築はおすすめとなります。
在庫マネジメントに強い
レポート機能が充実していることもそうですが、在庫管理がしやすいことも重要な要素です。
特に副業から始める方は、自身の時間があまり取られないので、いちいち在庫管理する時間がありません。
そこで、「Shopify POS」アプリが用意されており、それを使うことで実店舗データと連携することができ、在庫情報を一括管理できます。
これがとても優れもので、ただ在庫管理ができるだけでなく、自社の他店舗情報と一緒に在庫分析が可能になるということです。
つまり、自社の商品の販売戦略を一括で行うことができ、大幅な時間短縮を図ることができます。
Shopify(ショピファイ)のデメリット
私が使ってみて感じたデメリットは一つです。
逆を言い返せば、このデメリットと向き合うことで、より良いネット販売が可能ということですね。
日本の文化と異なる
デメリットとしては「日本の文化と異なる」点です。
具体的には、日本語より英語での情報が多く、最初は少しめんどくさいことが挙げられます。
また、住所情報の入力も日本と海外圏では順番が異なるため、入力に際しても慣れるまでは扱いづらいものとなります。
また、その他にも日本では馴染みのないものがあり、理解するのに時間を要してしまうのがデメリットとなります。
しかし、この仕組みを理解して慣れることであまり気にならないので、大きな隔たりとはなりません。
Shopify(ショピファイ)での成功ポイント3選
自社ECサイトで成功している人には共通点があります。
また、ShopifyではShopifyのルールに従い、最大限活用することで売上アップを期待することが可能となります。
SEO対策を行う
当たり前ではありますが、SEO対策をしっかり行なっていないと集客は困難で、売れないショップとなってしまいます。
SEO対策はキーワードの設定などもそうですが、一番はユーザーにとって「親しみやすい」「魅力的である」「欲しいものが手に入る」ことが重要です。
SEO対策と聞いて、キーワードの設定に時間をかける人が多いですが、コンバージョン率が低くては何の意味もなしません。
Shopifyでは、デザイン性が豊富であるため、運用から改善までを時間をかけて繰り返すことができるため、「どうすればユーザーのためになるのか」を考えながら自身のストアを作り上げていきましょう。
広告を利用する
広告とは、Shopifyが用意している広告だけを指しません。
現在ではSNSから集客を行うのが主流となっているため、いかにSNSと連携して活用するかが成功のポイントとなります。
具体的には、TwitterやInstagramで自社商品の宣伝を行い、自身のプロフィール欄にURLを付けておくことで集客するのも一つの手段です。
また、ShopifyではGoogle広告とFacebook広告との連携が可能となっています。
有料とはなりますが、最初に自社商品を「認知」させることで集客を行い、売上に繋げていくことがとても重要です。
有料と聞くと手が引ける方も多くいるとは思いますが、投資をうまくすることで、費用対効果は抜群となりますので、最初は積極的な活用をおすすめします。
成功サイト事例を参考にする
Shopifyを活用した様々な業界からの事例を見てみます。
- アパレル系の導入事例:Hush Tug
- 食品・飲料系の導入事例:BAKE the ONLINE
- 雑貨系の導入事例:Roundabout & OUTBOUND
アパレル系の導入事例:Hush Tug
Hush Tugは、2015年からShopifyを活用して革製品の商品を販売しているブランドショップです。
魅力的なデザインかつシンプルなデザインで、とても参考になる作りとなっています。
また、販売している商品をカテゴリー分けされているので、ユーザーにとっても探しやすい作りとなっており、SEOの観点でも参考になります。
メールマーケティングツールのKlaviyoや、Instagramフィードを表示するアプリを使用して、集客面でも力を入れいてるのが見受けられます。
食品・飲料系の導入事例:BAKE the ONLINE
株式会社BAKEはD2C企業として、お土産に対する強いコンセプトを持ってShopifyを活用されているブランドです。
また、参考できるものとして、複数のShopifyアプリやサービスを活用して売上の拡大を図っている点です。
例えば、購入金額の制限設定が可能なMinMaxify Order Limitsや、レビューを集めるためのアプリ導入などが行われているようです。
さらに、ユーザーに優しい機能として、在庫切れ商品が再入荷されたときに通知を送るアプリや、商品オプションが追加ができるアプリも導入しており、とても参考になるショップです。
雑貨系の導入事例:Roundabout & OUTBOUND
Roundabout & OUTBOUNDは、活雑貨や工芸品を中心に日用品を取り扱っているブランドで、とても綺麗かつ分かりやすい作りとなっています。
メニュー数が多いにも関わらずスッキリとした印象もありますし、コンセプトもしっかりと作られています。
商品数が多い場合の作りとして是非参考にしたショップです。
Shopify(ショピファイ)の登録手順
Shopifyの登録手順を紹介します。
初期費用は無料であるため、登録は済ませておいて問題ありません。
また、14日間の無料期間もあるため、月額料金が発生しないのもありがたいですね。
STEP1:サイトへアクセスする
以下からShopifyサイトへアクセスしましょう。
STEP2:メールアドレスを登録する
メールアドレスを入力して「ショップを開設する」ボタンをクリックします。
登録はこれで終了です。
STEP3:言語を変更する
続けてログイン画面から言語を「日本語」を選択しておきましょう。
右上のアイコンをクリック>「your account」>「general」>「Preferred language」>languageで【日本語】を選択
Shopify(ショピファイ)開業メリット・デメリットと使い方まとめ
物販ビジネスでOEM・オリジナルブランド商品を製作した後に、悩ましいのが販路拡大です。
Shopifyは自社ECサイト構築プラットフォームはとても有能であり、利益拡大を狙いたい事業者にとっては1番オススメのサイトです。
- Shopifyは大きく稼ぎたい方向けサービス
- 海外展開を視野に入れることもでき、メリットが多数あり
- Shopifyで成功するポイントを3つ実践する
他のECサイト構築プラットフォームを知りたい方は比較を行なっていますので、参考にしてください。
▼自社EC作成サイトを比較した記事はコチラから
最後に、Shopifyを導入した場合、Amazon(アマゾン)などとの在庫管理が大変になってきますので、在庫連動ツールを比較した記事もあります。
あわせてチェックして、物販の効率化・事業化を図っていきましょう。
▼Amazon・ヤフーショッピング・楽天市場など在庫連動(在庫管理)ツール比較の記事はコチラから