【注意】Amazon物販で輸入・出品規制一覧および制限解除方法「販売前に確認しよう!」

中国せどり

◉「商品を販売したいけど、輸入できるのか心配」
 「何が輸入できないのか分からない」
 「Amazon内での制限を解除する方法はある?」

Amazon物販で、中国輸入せどりやOEM・オリジナルブランド商品を製作しようと思っても、そもそも日本に輸入できないものがあるのはご存知でしょうか。

どのようなものが輸入できなのか先に理解して、商品リサーチを行うことをおすすめします。

一生懸命商品リサーチで時間を費やしても、結局「輸入・販売できませんでした」だと辛いですよね。

今回は、中国輸入を実践している私が、輸入・販売できたものとできなかったものを具体的に紹介していきます。

輸入・販売規制がある商品って意外に多いので注意しましょう!

ポイント
  • 人に危害を加えるものは規制対象
  • 人の健康に影響を与えるものは規制対象
  • 電波を扱うものは規制対象

▼Amazon物販ビジネスの始め方まとめ▼




中国からの輸入が規制されているもの

中国から輸入が規制されているものとは、日本に輸入が禁止されているものを指します。

一番分かりやすいもので言えば、麻薬・児童ポルノ・銃器・兵器などがあり、「輸入しよう」と思わないですよね。
税関:輸出入禁止・規制品目

しかしそれだけではなく、輸入の制限がかかっていて、申請や手続きをしなければ輸入できないものもたくさんあります。

以下のようなものが主な規制品ですので、せどりやOEM・オリジナルブランド商品として輸入する場合は、トラブルを避けるために一旦考え直すことをおすすめします。

規制品一覧表

1. 「食品衛生法」による規制品

  • 食器・調理器具
  • 幼児玩具

2. 「電気用品安全法(PSE法)」による規制品

  • 家電製品
  • リチウムイオン蓄電池

3. 「医薬品医療機器等法(薬機法)」による規制品

  • 医薬品・医療機器
  • 健康器具、美容機器、美容雑貨
  • 化粧品(石鹸)

4. 「電波法」による規制品

  • Bluetooth搭載製品

なぜ中国からの輸入なのかというと、以下から確認してください。

Amazon物販ビジネス初心者に中国輸入をおすすめする理由の記事はコチラから




「食品衛生法」による規制品

食品衛生法とは、日本の法律で「食品に関する危害を防止」を定めたものとなります。
厚生労働省:食品衛生法について

もう少し簡単に言うと、「口に入れる可能性があるものは規制の対象」としたものです。

食器・調理器具

食器や調理器具は言わずものがな、口に入れる可能性がある商品となります。

例えば、お皿、スプーン、フォーク、お箸、まな板、水筒など、多くの商品が規制対象となっています。

輸入したい場合、検疫所に輸入届出を作成する必要がありますが、初心者の内は時間と労力を費やしてしまうため、輸入すべきかは慎重に判断しましょう。

公益社団法人日本輸入食品安全推進協会:食品衛生法に基づく輸入手続き

幼児玩具

「おもちゃがなんで食品衛生法の規制対象なの?」と思われる方もいるとは思いますが、6歳未満の幼児は口におもちゃを入れる恐れがあるためとなります。

お子さんがおもちゃを入れて体調に変化が出てしまうと困りますよね。

規制対象商品としては難しいのですが、「幼児が口に入れそうなもの」と考えておけば問題ないでしょう。

規制されているおもちゃを輸入する場合、厚生労働省への届出が必要となります。

規制となるおもちゃはどのようなものか、まずはミプロのサイトから確認してみましょう。
ミプロ:おもちゃの輸入・販売手続き2020




「電気用品安全法(PSE法)」による規制品

「電気用品安全法(PSE法)」は安全な電気用品なのかどうかを問う法律となります。

家電製品

家電製品と言っても、とても範囲が大きいですよね。

規制対象を簡単に説明すると「コンセントが付いているもの」が全て規制対象と考えていただいて問題ありません。

その規制対象となるのは、おおよそ500品目程度あり、大きい家電から小さな電気用品まで含まれます。

詳細は下記をご確認ください。

【特定電気用品(ひし形PSEマーク)】116品目
https://www.pse-info.com/list_116.pdf

【特定電気用品以外の電気用品(丸形PSEマーク)】341品目
https://www.pse-info.com/list_341.pdf

国内で家電製品を販売するためには、「PSEマーク」が義務付けられています。

「ひし形のPSE」第三者による認証が必要なものとなります。
(国の登録検査機関による適合性検査に合格し、適合性証明書の交付を受け手から、製品に印字するものです)

「丸型のPSE」第三者による認証は不要ですが、自主検査が必要なものとなります。

上記、PSEマークの取得はかなり時間とお金を必要とするため、初心者のうちは避けた方が良いでしょう。

おおよそ半年間と50万円を費やす余裕が生まれた場合、取得に向けてチャレンジしてみても良いかもしれません。

リチウムイオン蓄電池

リチウムイオン蓄電池は、大きな事故につながる恐れがあるとして、輸入規制対象となっています。

リチウムイオン畜電池は多くの製品に内蔵されているもののため、事前チェックが必要ですので覚えておきましょう。

結論から言うと、リチウムイオン蓄電池を内蔵している商品類は輸入することはできません。

しかし、マンガン乾電池・アルカリ乾電池などは他の蓄電池類は、電気用品安全法の規制対象ではないため輸入することが可能です。




「医薬品医療機器等法(薬機法)」による規制品

医薬品・医療機器

人間の健康を左右する医療製品は輸入規制対象となります。

薬や医療機器を自由に扱えると危険であることは想像できますよね。

ただ、ピンセットや補聴器、老眼鏡といった一見医療機器に思われないものも対象となるので注意しておきましょう。

医薬品や医療機器を輸入・販売するには、「製造販売業」の認可「製造業」の認可が必要となります。

詳細は「医療機器製造.com」から確認してみましょう。
医療機器製造.com:医療機器の製造や販売、業界参入のための情報サイト

健康器具、美容機器、美容雑貨

健康器具や美容に関するものも、人間の健康を左右するものとして輸入規制があります。

ここでの注意点は、輸入規制対象製品の境界が曖昧な点です。

例えば、「マッサージチェア」は規制対象となりますが、「トレーニングマシン」と謳っているものは規制の対象となりません。

しかし、私の経験上、トレーニングマシンを輸入しようとしましたが、税関から「これは医療機器ですよね?」という連絡を受け、輸入できなかった事例があります。

どのようなものが輸入の規制対象となっているか見分けをつけることが難しいため、商品をリサーチする対象から外しておくことが無難となります。

化粧品(石鹸)

化粧品や石鹸などは、皮膚に影響を及ぼす危険性があるとして規制の対象となります。

有名人の方が、化粧品などを販売しているため「自分でもいけるのではないか」と考える人も多いですが、個人で輸入ビジネスを行われている方は避けることをおすすめします。

こちらも輸入・販売を行いたい場合、「製造販売業」の認可「製造業」の認可が必要となるため、かなり手間となることを覚えておきましょう。

詳細については下記ミプロの資料を確認していください。
ミプロ:化粧品輸入・販売マニュアル2020




「電波法」による規制品

電波法はその名の通り、無線といった電波を利用する製品に対する法律です。

電波法では、輸入規制はありません。
しかし、国内で販売するためには、「技術基準適合証明(通称:技適)」を取得する必要があるため、注意が必要です。

無線通信機器については、下記ミプロの資料で確認してみてください。
ミプロ:無線通信を使用する製品の輸入・販売

Bluetooth搭載製品

昨今の製品には、どのようなものでもBluetoothが搭載されています。

Bluetoothも電波法対象となるため、何気ないものでも注意を払う必要があります。




Amazon出品制限解除方法

Amazonで商品を出品したくてもできない場合、以下の方法を行うと解除できます。

  • メーカーやブランドが発行した書類を準備して申請する
  • 販売実績を積み上げて信頼度を上げる
  • 何度もテクニカルサポートへ連絡してみる

メーカーやブランドが発行した書類を準備して申請する

基本は、Amazon規約に則り正規な方法で必要なものを準備して提示することです。

まずは以下を準備しましょう。

  • メーカーや卸業者が発行した請求書
  • ブランドが発行した販売許可証

「メーカーや卸業者が発行した請求書」は以下の条件を達成しておく必要があります。

  • 180日以内に発行されたもの
  • 出品者の名前と住所が含まれている
  • メーカーまたは卸業者の名前と住所が含まれている
  • 合計で10点以上の購入の表示
  • 価格情報を省略(任意)

これらは、基本的なものであり、食品や酒類などといったカテゴリーによってはこれらに加えて必要なものがありますので、あらかじめ確認するようにしましょう。

>>出品許可が必要な商品

出品許可申請手順

①「カタログ」メニューから「商品登録」を選択
②出品する商品の商品名を検索
③商品の隣にある「コンディションを選択」から商品のコンディションを選択
④「出品許可を申請」のボタンをクリック

上記によって、出品許可申請を行うことができます。

また、途中で離脱しても、以下から申請を再開することが可能です。

「カタログ」メニューから「出品申請を表示」をクリックすることで現状のステータスを確認できます。

販売実績を積み上げて信頼度を上げる

経験上、Amazonでの出品経験日数が浅いと、どのような申請に対しても返信が遅い印象があります。

まずは、せどりからでも良いので、安全な商品の販売実績を積み、アカウントの信頼性を上げることを優先するのが良いです。

ある程度、Amazon側に問題ないアカウントと覚えさせましょう。

何度もテクニカルサポートへ連絡してみる

申請が承認されない、あるいは却下された時、どのように対応すべきか分からないことがよくあります。

これはテクニカルサポートへ問い合わせをしたとしても、明確な答えが返ってこないことがほとんどです。

ただし、テクニカルサポートの回答者によっては、明確な回答をいただいたり、別の部署へ問い合わせしてくれることがあります。

私の場合も、「却下」連絡がきましたが、同じもので申請して、テクニカルサポートへ幾度となく連絡した結果「承認」されたことがあります。

よって、「承認されない」「却下された」場合、諦めるのではなく、幾度とテクニカルサポートへ連絡してみるのはありだと思います。




Amazon物販で輸入・出品規制一覧まとめ

中国輸入の場合、中国で多種多様の製品が製造されているため、輸入・販売したくなりますが多くの規制があることを覚えておきましょう。

今回は代表的な規制品を紹介しましたが、ライバルが販売しているから自分も大丈夫と思うのではなく、販売前にしっかりと確認してAmazon物販を実施してください。

ポイント
  • 人に危害を加えるものは規制対象
  • 人の健康に影響を与えるものは規制対象
  • 電波を扱うものは規制対象

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