◉「約30年振りの円安で、利益率が心配。。輸入・物販ビジネスは続けられるのか?」
2022年8月現在でも円安は止まることを知らず、物価上昇も伴って日本に多大なる影響を及ぼしています。
そんな中、個人や副業で輸入・物販ビジネスを実施している方は特に不安に思っているでしょう。
では、約30年振りの円安の影響がどれほどのものなのか、去年のデータと比較して見てみましょう。
円安で輸入に対して不安を覚えると思いますが、焦るのは早い!
- 円安による影響度を把握すること
- 短期的回避策を検討すること
- 相場リスクを織り込んだビジネスモデルとする
▼Amazon物販ビジネスの始め方まとめ▼
Contents
為替情報は輸入・物販ビジネスにどれほど影響を及ぼすのか
円安になると輸入・物販ビジネスにおいて、影響が大きいと言われていますが、実際はどうなのでしょうか。
まずは一般論から理解していきましょう。
円安による輸入への影響
昨年のレートが、1ドル=110円であったとします。
これは外国で販売されている商品が10ドルであったとき、購入するためには1,100円必要であるということです。
現在のレートが、1ドル=130円とします。
この場合、10ドルの商品を購入しようとすると、1,300円必要になるということです。
つまり同じ商品を購入するにも関わらず、差額分の200円多く支払わなければいけないということです。
これがどれほどの影響を及ぼすか、想像できると思います。
理由として、物販ビジネスでは個人でも、1回の取引で10,000ドル分程度の取引を行う可能性があるからです。
そうすると、1回の取引で200,000円多く払っていることになるからです。
改めて言いますが、20万円です。
では、私が実践しているAmazon物販での中国輸入で考えてみましょう。
なぜ、中国輸入なのか気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
▼Amazon物販ビジネス初心者に中国輸入をおすすめする理由の記事はコチラから
昨年のレートが、1元=16.97円とします。
10元の商品を購入するのに、169.7円必要となります。
現在のレートが、1元=20.03円です。
そうすると同じ商品を購入するだけで、200.3円必要ということになります。
差額が30.6円ですね。
1回の取引で55,000元分商品を購入したとして、差額は17万円程度になります。
これが円安による影響度合いです。
もう少し具体的に、私の去年の輸入実績と比較して見てみましょう。
2021年の輸入実績と比較
2021年の8月の1回の購入実績を見ると、以下のようになります。
- 商品代金:45,762.75元(=776,593.9円)
- 国際送料:22,269元(=377,904.9円)
- 中国国内送料:2,985元(=50,655.5円)
- 手数料:6,582元(=111,696.5円)
合計金額では、約130万円程度となります。
もし、同じものを同じ金額で購入したとして、現在のレートに直すと合計金額は約155万円と跳ね上がります。
差額は25万円です。
簡単にいうと利益額が25万円分、輸入した時点で失われるということです。
利益率に換算すると、おおよそ15%程度マイナスになる可能性があるということです。
▼物販(せどり・OEM)に使える中国輸入仕入れサイト比較の記事はコチラから
円安による物販ビジネスの回避策
「円安になったから物販ビジネスをやめるのか」に対して、「一旦やめる」もある意味答えの一つでしょう。
しかし、それ以外の回避策はあります。
- 販売価格を上げる
- 経費を抑える
- ライバルと差をつける
販売価格を上げる
この方法が1番手っ取り早い方法となりますが、1番危険な方法とも言えます。
2021年にライバルや競合他社と商品の質や魅力、価格などといった面で競い合っていました。
その中で、どれだけ他社に勝てるかが重要となってきます。
しかし、2022年現在のライバルや競合他社はこぞって価格を値上げしていますが、おそらく値上げしているのは副業をやっている方や個人の方と推察できます。
理由として、販売価格を上げることは最終手段であるからです。
消費者として、生活必需品であれば、値上がりしてもある程度仕方ないと思える部分もありますが、それ以外の商品であれば、販売価格が上がると購入には至りづらくなるからです。
上記を理解していて、マーケットを把握している企業であれば、値上げは最終的に行うものとみなしているはずです。
経費を抑える
1番最初に取り組むべきは、「経費削減」です。
経費といっても様々です。
事業を行う上での経費は、人件費、家賃といった固定費から月々にかかる変動費があります。
具体的な削減方法は以下でも紹介しています。
▼Amazon輸入・物販ビジネスの仕入れ方法からベストな販売方法についての記事はコチラから
副業から物販ビジネスを行なっている方でも、様々な削減交渉が可能と思います。
- 代行業者の手数料削減交渉
- 商品代金削減交渉(ロット数購入による削減など)
- 配送料削減交渉
- 無駄な作業の見直し
私は上記のことを行うことで、約5%は削減できています。
たった5%ですが、この5%が積み重なることで、莫大な金額となります。
「交渉は無理だ」と思っていても、相手と真摯に向き合うと意外に削減できたりしますので「まずはやってみる」を心がけてください。
ライバルと差をつける
お金を稼ぐということは、世の中とは違うことをする、あるいはライバルが少ない市場で勝負すべきが常です。
「円安だから諦める」前にやり残していることに目を向けましょう。
どこかに抜け道や利益を生み出すフィールドは必ずあります。
販売している商品はライバルより魅力的でしょうか。
ライバルより価値を生み出せているでしょうか。
販路は拡大できているでしょうか。
この機会に現状を分析して、どこに不足があり、どこに勝機があるのか見直すチャンスなのかもしれません。
ライバルや競合他社は常に、市場を分析してライバルと差をつけようとしています。
円安はAmazon輸入・物販ビジネスにどの程度影響するのかまとめ
円安によるAmazon輸入・物販ビジネスの影響について実績を交えて紹介していきました。
相場というものは、永遠に円安が起こる訳ではなく、円安・円高を繰り返すものです。
それにより、商品の市場価値が変化していくので、輸入・物販ビジネスでは稼げないとも言いきれません。
長期的目線、短期的戦略を行なっていくことで、相場に左右されないビジネスを構築していくことが重要です。
- 円安による影響度を把握すること
- 短期的回避策を検討すること
- 相場リスクを織り込んだビジネスモデルとする
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